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職員の皆さんへ

 
小林 豊機(常務理事):平成25年2月15日

2月1日 待望のプロ野球キャンプインが一斉に開始されました。ファンの一人として、今から3月のWBC大会を又、大型新人の大谷、藤浪選手の活躍を楽しみにワクワクした気分です。
ところで、地味な話題ですが、コーチとして長く番頭役を努め晴れてオリックスの監督に就任した森脇浩司監督の抱負には、胸打つものを感じました。
「微差は大差だと思っている。昨年、最下位のオリックスは個々の試合をみれば紙一重の差だったが、実はその紙一重に大差があった。常勝球団は、日々細かいことの積み重ねで少しずつでも前進している。狙ったコースに狙ったバウンドが打てる。連携プレーの成否は投手と野手の一瞬の呼吸にかかっている。自分達は、それを見逃したらば、永遠に追いつけない」と。
翻って、私共の施設では、いま運営委員会を中心に平成25年度にはハイレベルな機能強化型老健施設を実現するための議論をしています。昨年の県老健施設協会の研修会に参加した京谷総合相談課長をして「県内で在宅復帰を進めている老健は10%程度。当然ながら「ほほえみの郷」は当該施設であり、施設・職員ともモチベーションもレベルも高い」との見解。
ちなみに、11月の稼働率99.44%、在宅復帰率39%、回転率10%の数字からすれば在宅復帰率50%と言うトップの地位は射程距離にあると言っても過言ではないと思います。中重度の患者の受入れと早期の在宅復帰を目指すと言う意識変革を実践することで達成は可能であり、トップランクの評価と果実は施設及び職員にとっても大変価値あるものと思います。挑戦しましょう。
現在、週の大半をサ高住東戸塚の支援のために出向いていただいています瀬﨑局長が、少し距離を置いて見た「ほほえみの郷」に気付かれることも多いようです。局長の発信しているメールを再読してください。節電の折柄、無人のテラスに夜の10時でも点灯されている等々。微差の大差を生む要因にもなりかねません。
お互いに心して注意し合い高い目的に向かって頑張りましょう。
平成25年2月吉日
敬具

 

素晴らしき皆様へ

 
瀬﨑 忠雄(事務局長・ケアクラウン):平成25年2月08日

自らの力で、自らの道を歩む・・・
敗戦の翌年、石橋湛山蔵相が満を持して登場いたしました。国会の財政演説の結びに「我々は日本の前途を決して悲観すべきではない。我々は民主主義と平和主義に徹底し協力一致奮励するならば、希望の海は洋々として前面に展開している。人間は現在よりも将来の希望に生きるものであり、輝かしき平和日本の民主主義の建設がかくて成功する日を想望すれば甚だ愉快にたえない。勇気が勃然として全身にみなぎることを感ずる」と語りました。戦後、破たんしていた経済を再生すべく「積極財政」に打ってでたのです。省内ばかりか、経済学者も世論を挙げて大反対でした。湛山は一人孤立したのですが、ケインズ理論に基づく政策は「健全財政」でも「緊縮財政」でもない湛山の信念だったようです。その後の日本の復興をみると誰が正しかったかは歴史が証明しております。・・・・・新しい政権に変わり日本が再び、世界の表舞台に戻ろうしています。・・・・最近の報道を見るにつけ、今度は、本当に日本は「再生」するかも知れないという「希望」を持ち始めます。そして介護・支援の世界にも改革の「嵐」が吹き荒れています。政府からは「これでもか!!」
と思われる介護報酬の見直しがされます。それも短期のサイクルでなされるようになりました。一刻の猶予もなく「方向の変換」をしなければなりません。
介護の世界ですと「緊縮財政」=「人権費の削減」と考える運営者がいます。しかし、私達の世界では「安全を確保できる人員」を削減したら支援そのものが出来なくなります。ちょっと前の日本のように、大企業が非常勤・契約社員を多くする事により収益を上げる事はできないのです。私達の老人保健施設では、専門学校を優秀な成績で卒業して来た職員ですら、一人で夜勤をする迄に半年以上の研修と経験を積みます。
我々は介護報酬の見直しに対応して、利用者様の支援力がマイナスにならず、削減された報酬もカバーできるような、様々な改革をしております。行政に不満を言っても利用者様の処遇は変わりません。皆様にお知恵を戴き「自らの力で、自らの道を歩む」所存であります。更なるご協力をお願いいたします。

 

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